男の物語を、徹頭徹尾、平成の女の目で書いたものである。まず、「時子」清盛の正妻。平家の要となる強い女性。著者の最も好きな女性だという。「祇園女御」(女御と言っても渾名)白河院の寵愛を受けた女性。生没年未詳で、実在を危ぶまれる。当時の女性にはほとんど名前が付いていなかったが、『宮尾本平家物語』では名前を付けて生き生きと描いている。きちんと名前が付いている女性は皇后中宮など身分の高い人ばかり。建礼門院徳子(平清盛の子)は高倉天皇との子安徳天皇を壇ノ浦で死なせる。もとの『平家物語』には「潅頂之巻」という後日談が添えられて後白河法皇が建礼門院を訪ねるが、『宮尾本』ではこれに触れていない。もっともっと女性たちのことを書きたかったと言う。
これはちょっとがっかりでした。おすすめ度
★★★☆☆
結構、「義経おもしろいじゃん。」と思って、最近NHKの大河ドラマの「義経」を見ています。
やっぱ、宮尾さんが原作なので女性がいきいきしていて、いいですね。
それで、この本を読んでみたのですが、これはちょっとがっかりでした。
あくまでも 「宮尾本 平家物語」4部作を読んでからではないと、
これだけで、平家物語に登場する女性をダイジェストで網羅していると思って読んではいけませんね。
ただ、エッセイみたいな感じで2時間あれば読める本です。
4部作を読んでから読むと、なお、深みが増すのかもしれません。
概要
NHK大河ドラマ「義経」原作の『宮尾本 平家物語』に登場する女性たちを、著者自らが、ストーリーに沿ってわかりやすく解説する。ドラマを見る前でも、原作を読んだ後でも、『宮尾本』の世界に親しむための、格好のエッセ-集。
内容(「BOOK」データベースより)
『宮尾本』を生きた女性たち、その生き様を、著者自らが物語にそってやさしく紹介する。
内容(「MARC」データベースより)
中世の女たちも今の女性と同じように喜び、悲しみ、苦しんだことでしょう。その一人ひとりに名前をつけ、名もなき女たちの人生を豊かに描きたかった…。2005年NHK大河ドラマ原作「宮尾本平家物語」の華麗な女性絵巻。