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相変わらず、抜群のストーリーセンス、キャラクター相互同士による絶妙な対人(擬体人)関係、さらに場面ごとによるマッチしたBGMの挿入、全てがハイレベルである事は万人が認める所でしょう。・・・
士郎正宗さんの原作をお読みになった方はドラマの随所随所で、「ああ、このキャラはこういう場面で使うのか、お、このネタはこうアレンジしたのか。」と思わず「ニヤリ」とする場面に幾つか出くわす事でしょう。 それにしても神山さんを筆頭にするPRODUCTION IGの方々は現代社会問題にも相当深い関心を持ち、尚且つ「近未来予測」も(恐らくは)得意とする「頭脳集団」である事が良く解ります。
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TVシリーズ「笑い男事件」のストーリーの骨子は、ほとんど変えずに、わかりにくかった時間の流れを調整したり、伏線だった設定などを事件の本質に合わせて微妙に変更されています。自動車に例えるところのマイナーチェンジみたいなものだと感じました。同じ作品に見えるけど、同じ作品ではない。比べて楽しむところがマニア心をくすぐってくれる面白い作品だと思います。また、映像や音声も一部ですが、この作品のために追加製作されています。その部分が「笑い男事件」の魅力にさらに磨きをかけ、新しい&隠れていた魅力をさらに引き出していると感じました。
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相変わらず内容も濃くて良い。またまたうま〜いところで外したエピソード群はおそらくこれから出るLOG2 にでも入っちゃうのね。商売もうまいねえなんて思いつつ、その罠に心してハマるヒト、多いかも?特に気に入ったのはとり・みき氏の漫画。バカバカしくてしくて素晴らしい〜。
現在人気の羽海野チカ氏と監督の対談も興味深い。作り手からの視点で話しているところが良い。
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ご存知「個別の11人」シリーズを一本にまとめたものだが、「テーマ」が少し難しく(極右的ナショナリストと彼らに反発する難民達との対立・・・いや、少し違うかな?)見る側としては、様々な意見に分かれる筈なので星5は遠慮させてもらいました。
この物語は間違いなく公安9課のメンバー達が主役ですが、一応敵役である革命リーダーの「クゼ」と女性総理である「カヤブキ」がかなり重要な役割を果たしています。
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総集編で初めて攻殻に触れた人にも、関連物を集める人にもお勧めだ。
オフィシャルログなどは内容が濃い分難しく長かったが、
今回は楽しめる量で濃さもそのままだ。
私のお勧めは声優インタビューだ。
話が自分の役作りの仕方から、他の実写吹き替え映画やその役者の話まで及び、
吹き替え洋画好きにも嬉しい話題が続く。
山ちゃんのモノマネも堪能出来たりする。
冊子の、西尾氏の漫画は面白いしミニキャラも可愛い。
もっと見たい位だ。
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攻殻機動隊SACという世界最高峰のアニメーションに、躍動感の翼を与えているのはまぎれもなく菅野よう子。彼女の才能は既に承知していましたが、攻殻の顔とも言えるORIGAが歌うplayerで、ポエトリーリーディングぽいのが使われていたのは「やられた」と思いました。彼女でなければこうは使えません。今までの攻殻CDと比べ、BGMというよりは聞き入るタイプの曲が揃っている印象。でも聞き手に動的な衝動を引き起こす要素も強く、スポーツやゲーム中の意識高揚にぴったりかも。
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LOG1も中々興味深い内容だったが、やはりDVDの主要キャラのキャスト座談会がある分、こっちの方が私としては良かった。そもそも攻殻自体が非常に文学性の高い作品であると思っているが、そこら辺鑑賞にあたってリンクする参考図書や実際の事件などキチンと紹介してあり、なかなか読ませる。全てのシリーズを観終わった後もまた改めて読んでみても飽きにくい作りだと思った。
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いきなりこの映画を見ても、何のことか解らないと思う人が殆どだろうと思う。
しかし、原本である「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」を読んでからこの映画を見れば、この物語の時代背景、世界観等が解り、ただの近未来のポリスストーリーとは思えなくなるだろう。
さらに、劇中の少佐やバトーの何気ない会話、行動、メッセージに秘められた伏線に気がつけば、映画「イノセンス」も数倍楽しめることだろう。
個人的な意見ですが
原本「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」
↓
映画「GHOST IN THE SHELL〜攻殻機動隊〜」
↓
映画「イノセンス」
と、この順で見ていただければ、攻殻機動隊はすばらしい作品になると思います。
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“人形”をテーマに人の在り方のようなものをこの作品は問いかけてくる。
作風は地味だが、扱う内容は重くスリルに溢れている。映像、音楽ともに一切手抜きなしで注目すべき点は多い。
本当によく作ったなこれ、といった感じで思わずうなってしまうことだろう。劇中のあらゆる表現がきめ細やか(圧巻である)。
問題となっている各キャラクターのセリフ(引用、言い回し)についてだが、実際に聞き取りづらいもので(できるだけ自然な演出を心掛けているから)、その上瞬時に理解が
追いつくような類のものでもない。映画を一回観たぐらいでは、自分の中で決着がつかない人がほとんどではないだろうか。多くの人が“置いてけぼり”にされたと思うはずだ。
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「強暴なまでに進化を遂げた」とのキャッチコピーを耳にしたが、「イノセンス」の映像は確かに強暴な美しさだ。押井守の作品はウォシャウスキー兄弟やジェームス・キャメロンといった世界の一線級アーティストに多大な影響を及ぼし、今尚その状況は継続しているが、彼らの作品と比べても、押井作品は物語の含む神秘性、高度な思索性といった点で一層深度を獲得している(それゆえに、作品の側が、見る側を選ぶ要素が生まれる)。その物語性の裏付けを獲得するためにひたすら追及していった一画面、一画面がもつ極限情報量の可能性がここで一つの結実となっている。
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示唆に富み、刺激的で、勉強になる。
それでいて面白くて何度でも読み返せる。手元に置いておきたい一冊だ。
SFとして徹底した世界観が描かれていて、突っ込みどころは作者が自分で突っ込み倒し済み。
難解な表現も多々あるが、理解の手がかりはしっかり残されている。教科書みたい。
ユビキタス、サイバネティックス・・・こんな未来が本当に来るかもしれない。
執筆から15年経って、なお真実味を増す恐るべき傑作。
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山形浩生『教養主義宣言』や評論家の中島梓や岡田斗司夫『オタク学入門』で言っていることだけれども、『なにかを楽しむ』『より深く体験する』には、教養が不可欠です。
背景的な知識、歴史的な流れや表現技法など、基本的な知識を学ぶと同じ作品の理解や面白さや体験の『深さ』が全然違って来ます。コンピュータと同じで、アプリケーションが無いとせっかくのソフトも画像も見れないのと同じです。そういう意味では、マンガという比較的新しい手塚治虫が作った文化も、同様です。 BSでこの番組が長く続いているのも、マンガにおける教養の習得の仕方というのが、求められているからだと思う。
なんとなく好きだったことに、バックグラウンドが与えられたり、「あーそういう意味だったのかぁ」という感?!?を与えてくれます。
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今まで出た中では似ていると思います。全体的な質感も良いと思いますし、土台に攻殻セカンドの文字が記入されているのもグット。土台には3つの穴が有り足の裏を付けるのですが綺麗に合いました。結構こうゆう商品は合わない場合が多いみたい?ですが。又、合わない場合足を暖めると注意書きの用紙が入っていたのも好印象でした。パッケージに関しても(外箱)捨てるのは惜しいデザインになっています
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フルCGならではの、走る車の窓から見える風景が動いていくとか、カメラが高速で移動、背景が後方に飛び去るとか、緻密に描かれたランドメイトのメカが稼動するのをカメラがなめるとか、自由自在なカメラワークにプラスし、指先の”揺れ”とか全部の登場人物が動いているとか、演技の呼吸とかが感じられる新しい映像。時折実写と見まごうシーンもある。メカも良く考えられていてカッコいい。”汚し”の無い絵は絵的に美しく鮮烈でオリュンポスの街の輝きはため息がでるほど。原作では今だ未完の部分も含めよくぞここまでまとめ上げたと思う。
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私は人形目当てでこの商品を予約したのですが期待通りのプロポーションでした.球体関節人形ですので様々な方向に関節が曲げられ,劇中のワイヤー駆動(?)と同様に各パーツがゴムで繋がれており,力を入れすぎて腕が伸びるシーンも再現可能(?)なようになっています.残念なのが造形のこだわりのために,手首の関節があまり自由に動かせないこと.それを除けばこのフィギュアにお金を注いだことに不満はありません.40センチというサイズは手で操るにもちょうど良くいろいろなアクションを手軽に楽しめますので劇中の終盤に活躍する人形たちのアクションを倍楽しむことができます.
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CGバリバリのイラスト集しかお目にかかれなくなった今、昔のバリバリ漫画していたころの作品が読めるのは、それが描き下ろしの新作でなくとも嬉しい……。
原作のファンはもちろん、アニメから入った攻殻ファンには一番とっつきやすいのがこの“1.5”ではないだろうか。そうは言っても、攻殻の醍醐味は“1”だと思っているのだが。
定価の問題やそれに付随する謎のCD-ROMには、いろいろと意見もあるが、この4話がこのままお蔵入りすると思えば許せなくもない。
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