大物プロデューサー、クインシー・ジョーンズがマイケルとともに作製したマイケル・ジャクソン三部作その一といったところ。内容は素晴らしいの一言につきる。まだ、ソウルやディスコサウンド色が色濃く残り素直に体が動きだす。まだ、この頃のサウンドは今ほどデジタルな楽器を使ってないせいか耳にも優しい。
ソウル史上最高の傑作おすすめ度
★★★★★
ジャクソン5のメインボーカルとして弱冠10歳過ぎでスターの仲間入りを果たし、いきなりデビューから4作品連続で全米ナンバー1の曲を送り込んだ。そしてソロとしても全米1位のBENを筆頭にヒットを連発、10代で既にモータウンの大物という風格が備わっていた。
しかし、成長していくのとは裏腹に、声変わりによって可愛いマイケル像が崩れ出し、音楽活動を1から見直す必要があった。
そんな中、自身がダイアナ・ロスと共に参加したWIZという映画でサウンドトラックをプロデュースしていた巨匠クインシー・ジョーンズと運命的な出会いを果たす。
その後はモータウンからエピックへ移籍、ジャクソンズもエピックに移籍するが、第一弾としてクインシー・ジョーンズの全面プロデュースとなるこのOFF THE WALLが79年にリリースされた。
スタートから5曲目までディスコサウンドを入れたソウルの名アップテンポが立て続けに流され、ポール・マッカートニーやスティービー・ワンダーの提供したスローナンバーが続くという、実に手堅い内容。
シングルカットした4曲は全てベスト10入りを果たし、一枚のアルバムから4曲のベスト10入りを果たすということは、80年当時では前代未聞の快挙となる。しかも1枚目と2枚目のシングルは共に全米1位なのだ。
アルバムも最高位3位まで上昇、年間チャートでも上位に食い込み、トータルセールスは世界で2000万枚に達し、スリラーの一枚手前の作品としては充分過ぎる成果を収めた。スターからさらに成長を遂げ、スーパースター・マイケルの誕生である。
最後の70年代ソウルミュージックおすすめ度
★★★★★
マイケルがソウルを基本にした最後のアルバムになります。
そして、この次のアルバムがスリラーです。
カッティングギターや生ドラムといったクインシーのクインテット
から駆り出された名プレーヤーが演奏をしていて、70年代な雰囲気を
盛り上げてくれています。
80年代以降のマイケルが好きなひとというより、フリーソウルや
ファンクが好きな人が好むアルバムでしょうか?
すごく渋いアルバムです。
でも当時、何気に1000万枚売れたらしいです。
さすがマイケル・・・
概要
名匠クィンシー・ジョーンズのプロデュースの元に製作された、マイケル・ジャクソンの傑作ソロアルバム。「世界のスーパースター」的な派手で大袈裟な雰囲気の『スリラー』『BAD』などと違い、ソウル・R&Bを基調に非常にシンプルに丁寧に作られた良質なアルバムだ。「Don't Stop 'Til You Get Enough」「Rock With You」「.Workin' Day And Night」「Off The Wall」「She's Out Of My Life」などの有名人気曲はもちろん、「Get On The Floor」「I Can't Help It」「It's The Falling In Love」などのアルバム曲も良いものがそろっている、コスト・パフォーマンスの高い作品。(麻路 稔)
曲目リスト
1. Don't Stop 'Til You Get Enough
2. Rock With You
3. Workin' Day And Night
4. Get On The Floor
5. Off The Wall
6. Girlfriend
7. She's Out Of My Life
8. I Can't Help It
9. It's The Falling In Love
10. Burn This Disco Out
11. Voice-over (Intro Quincy Jones Interview)
12. Voice-over (Intro Don't Stop 'Til You Get Enough - Original Demo From 1978)
13. Don't Stop 'Til You Get Enough (Original Demo From 1978)
14. Quincy Jones Interview #2
15. Voice-over (Intro Workin' Day And Night - Original Demo From 1978)
16. Workin' Day And Night (Original Demo From 1978)
17. Quincy Jones Interview #3
18. Voice-over (Intro Rod Temperton Interview)
19. Voice-over (Intro Quincy Jones Interview #4)